※ BIKEFIT講習会のブログは2018年11月よりこちらへ変更させて頂きました。よろしくお願いします。それ以前の講習会はAmebaブログにあります。→リンク
2022年5月10、11日 に神奈川県横浜市内のスタジオにてBIKEFIT Level1講習会を開催しました。
当日は前日の雨の影響も無く、2日間のLevel1が無事スタートしました。
実は今回より、Level1はLevel2同様、2日間の講習会とさせて頂きました。
日本でBIKEFIT講習会は2010年より定期的に開催させて頂きましたが、これまで1日のカリキュラムで行わせて頂きました。
現在イギリスに拠点を置くInternational Bike Fitting Institute(国際バイクフィッティング協会)→リンク はバイクフィッターとして、評価を定量化してレベルを定めています。
アメリカ・BIKEFITも同協会に初期から認定されておりましたが、BIKEFIT Level1は2日間の時間数と定められましたので、昨年末アメリカ・BIKEFIT社より日程数を2日間に伸ばす旨を伝えられました。
従いまして、今年2022年よりLevel1の講習を2日間へ延長すると共に、より多くのバイクフィッティングに関する基本内容を盛り込んだ講習会にさせて頂きました。
今回は多くのトレーナーの方やショップの方にご参加頂きました。参加人数も多いことから、IBFIの会員でもある愛知県、BIKE EGGの杉浦さんにアシスタントとして参加して頂きました。
Level1はロードバイクを使用した基本編です。

正しいアセスメントは正しくお客様を評価するところから。被験者はなぜか「良く評価されよう」の心理になりがちです。どう正しく評価するかが良いフィットへの第一歩です。
【1日目】
午前は約2時間をかけて座学です。アメリカ・BIKEFITの理論、世界のバイクフィッティングの歴史や他のフィッティングシステムなどの考え方などを説明させて頂きました。
その中でも今回の講習会のBIKEFITは「真っ直ぐにペダルを踏む」というバイクフィッティングの基本について説明させて頂きました。
あぐらをかいて座る習慣のある日本人。O脚がペダリングに及ぼす膝への負担や、骨格的に真っすぐにペダルを踏むという単純な膝の屈曲動作が難しい状態にある方の非常に多いこと。
クリートウェッジのような補正部品が必要なケース、不必要なケース。多くの情報を説明させて頂きました。
午後からはBIKEFITのフィッティング工程の概要と、身体アセスメントの基本を説明。
身体アセスメントをそれぞれの受講者さんが、お互いをチェックして1日目が終了。
【2日目】
午前は昨日の復習と実際のバイクフィッティングの手順とその観察方法、評価基準を学びます。
BIKEFITクリートウェッジの取付方法やITSウェッジ、レーザー機器の使用方法を学びながらゆっくりとフィッティング工程を分けながら進行します。

BIKEFIT クリートウェッジ®

クリートウェッジ®を取り付けたシューズ。 これで膝のトラブル予防に繋がる理由は・・・?
またBIKEFITの計測器「ゴニオメーター」と足底内反/外反測定器「FFMD」の使用方法については繰り返し行い、レーザー機器を使用して計測ポイントを確認しながら行いました。
時間が許す限り多くのフィッティングを練習体験して頂き、BIKEFITの一連のバイクフィッティングの流れを学んで頂きました。
これで被験者がペダリングの改善が目視で確認でき、それに対してバイクフィッターが適切なアドバイスができることができるようになれたかと思います。
2日間の講習会でしたが、皆様集中力を切らさずしっかり受講して頂きたいへん感謝しております。

2日間の講習お疲れさまでした。左上段より平塚さん、小橋さん、立石さん、三井さん、杉浦さん(奥)、渡邉さん。手前 講師:伏見
どのレベルのサイクリストでも共通する「真っすぐペダルを踏む」事の重要性を理解し、そのために何がバイクフィッターとして行えるかを常に考えながら今後のサービスに活かせて頂ければ幸いです。
サンメリット
アメリカ・BIKEFIT公認インストラクター
IBFI 国際バイクフィッティング協会 レベル4バイクフィッター
伏見 真希門(ふしみ まきと)

小橋さんの身体アセスメント評価をする三井さん。

サドル高の評価方法は身体アセスメントの結果から提案していきます。平塚さんが渡邉さんの膝の開き具合をBIKEFITの測定器「ゴニオメーター」でチェックします。

三井さん、立石さんが小橋さんに事前インタビューを行い、お客様情報としてフィッティングに関する情報を聞いています。

杉浦さんも講習アシスタントとして大活躍しました。ありがとうございました!