こんにちは。
BIKEFIT講習会のブログは今回よりこちらへ変更させて頂きました。よろしくお願いします。
過去の講習会はAmebaブログにあります。→リンク
さて2018年後期のBIKEFIT講習会がスタートしました。
2018年11月21日 に神奈川県川崎市にある東横イン川崎駅前市役所通にて開催しました。どんどん秋から冬へ移りゆく季節になり、当日はやや冷え込みが強くなってきました。
今回は遠方より小野寺健選手がお越し頂きました。小野寺選手は14年間のプロ選手のキャリアを今シーズンをもって引退しました。今後のキャリアの一つとしてバイクフィッティングの知識を学ぶため講習会に参加して頂きました。
講習日当日、残念ながら受講者1名が当日来られないというイレギュラーな事態が発生しました。しかし東京都調布市でバイクフィッティングスタジオを運営されている「バイクフィッティング TORQUE の野嵜さんに急遽ヘルプに来て頂き、滞りなく講習会を開催させて頂きました。ありがとうございます!
さて午前中はスライド映像を使い、BIKEFITのバイクフィッティング理論について説明。午後から実践トレーニングを行いました。小野寺選手はMTBのみならず、ロードレースでも活躍した選手です。やはりフィッティングについて色々悩み、ペダルを踏む際の違和感についても解決しないなどのストーリーを話して頂きました。
BIKEFITはペダリングにおいて「真っすぐにペダル踏む」ことを重視します。これは脚を構成する関節において、膝のトラブルがあまりにも多いからです。膝は他の関節とは違い「蝶番関節」と呼ばれるため、できるだけ踏み込む際は、膝周辺の腱を守るため単純な屈曲な動きに修正する必要があります。また踏んだ際の前足部全体にパワーが伝わるようにすることも快適性を高めるうえで重要です。
小野寺選手もやや癖のあるペダリングがあったため、クリートポジションの適正化とクリートウェッジやITSウェッジを使用しながら修正していきました。フィッティングを進めていくと、小野寺選手のポジティブなフィードバック得られました。非常にペダリングもきれいな円を描くペダリングに変化し、非常に喜んで頂けました。
一休憩を挟んだ後、今度は私が指導しながら小野寺さんが野嵜さんへのフィッティングを行います。角度計の「ゴニオメーター」、足底外反/内反測定器「FFMD」の使用方法、足底の内反を補正するための「クリートウェッジ」と「ITSウェッジ」のポイントを説明。これらを繰り返し練習して無事終了。パフォーマンス向上とは?というあいまいな言葉について、BIKEFITの理論ではどのようなアプローチをしているのかをしっかりと理解して頂けたかと思います。今後に是非活かして頂ければと思います。
サンメリットの伏見によるBIKEFIT講習会は、世界標準のバイクフィッティング技法であるアメリカ・BIKE FIT SYSTEMS社の基本理論をわかりやすく指導しております。モーションキャプチャカメラなど、ますますバイクフィッティング機器が進化する中、基本的な知識を学ぶことは大切です。伏見はデジタルとアナログ両方の利点を熟知しております。知識の礎となるバイクフィッティング理論を販売店様あるいはスタッフ様が学ぶことにより、標準的な考察と、偏りのないサービスをお客様へ提供することが可能になります。それによるお客様からの信頼関係の向上と更なる集客へ繋げる事が見込めます。
現在BIKE FIT講習会は遠方からの交通アクセスも良い神奈川県川崎市で行っております。羽田空港から電車で約30分、新幹線でお越しの場合もJR品川駅から東海道線で1駅です。またホテル会議室での開催のため前泊可能です。次回は12月19日(水)に開催します。まだ空きが若干名ありますので、ご希望の方は早めに連絡下さい。連絡先→リンク

BIKEFITアプリを使用して足裏の感覚を説明し易くします。小野寺選手に応対する野嵜さん

バイクフィッティングはライダーの側面からの分析だけではありません。膝の動きをレーザーで視覚化し分析します。野嵜さんがフィッティングを行います。

BIKEFITの足底外反/内反測定器「FFMD」を使用して足の状態を確認します。

BIKEFITの角度計「ゴニオメーター」を使用してサドル高をチェックします。小野寺さんが野嵜さんをフィッティング。

BIKEFIT流の効率的なクリート調整方法を学びます。

後方からのBIKEFIT流の観察も行います。

長時間の講習お疲れ様でした。左から小野寺さん、野嵜さん、講師:伏見 野嵜さんお忙しいところありがとうございました!
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