しばらく使用したビンディングペダル。上記画像の箇所が削れているかどうか今すぐチェックしてみて下さい!

多くの場合削れるパターンは、ペダル内側(フレーム寄り)になります。Speedplayではクリートの外側が削れます。

ロードバイクに乗ると膝が痛くなる、足の外側あたりが痛くなる、そんなサイクリストから怪我の予防やペダリング効率やパワー効率が上がるとして世界中のサイクリストに使用されているBIKEFITクリートウェッジ®

日本で正式に発売されて約10年が経とうとしています。

O脚が多いといわれる日本では特に支持され、ロングセラーとなっています。競輪選手やロードプロから熱心なホビーサイクリストまで幅広い層に愛用されています。

またクリートウェッジ®の効果は世界のバイクフィッティングも、その有効性は証明されております。

海外のシンポジウムでもその効果について発表されています。

ドイツ・ISCO シンポジウム 2018年

 

さて、そんなクリートウェッジですが、イベントなどでサイクリストのシューズを見せて頂く機会があるのですが、まだまだ正しく取り付けられていないのが実情です。

あらためて周知させて頂きたく今回ブログを書くことにしました。

まず、取り付ける向きです。これについては、ご自身の足裏の状況を正しく把握する必要があります。

椅子の上でこのような体勢になって下さい。

その上で足をチェックします。

足裏をかかと側からチェックした様子。内反足(varus)であることがわかります

デジカメ、あるいは知人にあなたの足裏のニュートラルな状況を確認してもらいましょう。

足裏が画像のように親指側が反っている場合、内反(varus)でとあると判断します。

想像してみて下さい。自転車のペダルの接地面を紫のラインと考えると、ペダリングはどうなっているでしょうか?シューズの中で親指は浮いてしまっているため、ペダリングで次の事象が起こる可能性があります。

・ペダリング円軌道の乱れ 具体的にはペダル踏み込み時にフレーム寄りに膝が動く 膝の痛みを引き起こします。

・足の外側の痛みの発生 具体的には小指・薬指の付け根あたりの痛みを引き起こします。

・パワーロス

が発生すると考えられます。

特に膝や足の痛みはいずれも楽しいサイクリングを辛くさせ、一度痛めると痛みが数日続くケースがあるので注意が必要です。

これを解決するのがクリートウェッジです。

これを取り付けるにも少しコツがいります。画像で説明します。

クリートウェッジが正しく取り付けられている状態

シューズのアウターソールとクリートの間のイエロー(3穴用)の部品です。

クリートウェッジの誤った取り付け方 ビンディングシューズがはめ辛くなります。

クリートウェッジは取り付けてもビンディングペダルが嵌め辛くては困りものです。

原因はココ。クリートウェッジの爪部分が前にはみ出ている

多くの原因はココです。正しく修正しましょう。

クリートウェッジ(イエロー)の爪がクリートの先(ブラック)ときれいに揃うようにセット

 

Q&A

Q. クリートウェッジの厚みはどちらにつければ良いですか?

A. 多くの場合は内反足(Varus)です。クリートウェッジの厚みがある方が親指側になるようにセットして下さい。 逆のセッティングは外反足(Valgus)の方用です。外反足の方は合うかどうか慎重に行って下さい。

Q. 取り付けたら、膝の内側が突っ張る感じがします。

A. 既に基本のサドル高が高すぎるようです。ほんの少しサドルを下げてみて下さい。

Q. 何枚取り付ければ良いですか?何枚まで取りけて良いですか?

A1. Androidスマートフォン用アプリ「The Foot Fit Calculator」をダウンロードして知人にチェックしてもらう。その出た枚数を目安にクリートウェッジの量を加減する。
A2. バイクフィッターに相談
A3. 1枚づつ枚数を増やす

怪我のリスクを減らしつつ、真っすぐに踏める感覚を皆さんに知って頂きたいですね。

※使用に際し痛みや違和感などを感じた場合には、使用を中止してください。全ては自己責任の下でご使用頂きますようお願い申し上げます。

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