アメリカBIKEFITよりクリートウェッジ®の効果に関する調査結果がイギリス・バーミンガム大学より出されました。動画を掲載します。※音声が出ます。
同大学のBorut Fonda氏はスロベニア出身。バーミンガム大学で医師免許を取得された方です。海外で開催されるバイクフィッティングのシンポジウムのスピーカーを務めるなど、この業界では権威があります。
この動画はYouTubeにも掲載されています。
動画ではペダリングモニタを使用したあるサイクリストの左右ペダルの踏み方についてグラフィックにして表したものです。
前半では普段どおりのペダリングを行った状態のペダル上の圧力の掛かり具合を示しています。クリートウェッジ®を使用しない場合は、ペダルの外に圧力が掛かっています。またペダル上での圧力の掛かりが左右方向にブレており、これは膝が左右にブレていることを示しています。
後半ではBIKEFITのクリートウェッジ®をシューズのソールとクリートの間に挟み(親指側に厚みが来るように設定)、再度モニタリングしたもの。ペダル上の圧力は中央付近になり、しかも左右方向のブレの収まっています。
足のニュートラルな状態(この場合足裏の内反状態)で真っすぐにペダル踏むにはリスクがあるということです。
真っすぐにペダルを踏めないということは、本来伝えられるはずの垂直なペダリングフォースも減り、しかも膝の左右のブレも発生していることになります。これはのちに膝周辺の腱故障の原因となるそうです。サイクリストの膝痛というと、鵞足炎・腸脛靭帯炎などが有名です。
一度発症するとペダルを漕ぐのが苦痛になり、日常生活にも影響します。これは自然治癒を待つだけの対処療法となり、熱心なサイクリストですと次のライドまで不安な日々を過ごすことになります。
もちろん常日頃から身体側のケアと正しいバイクポジションも大切ですが、こんなに簡単に快適に乗れるようになるなんて便利なアイテムですね。多くのプロサイクリスト、トライアスリートなどが使用するのも頷けます。
新しいサイクリングシーズンに向けて準備を進めましょう!


足の内反/外反具合に応じて使用量を加減して下さい。