あけましておめとうございます。本年もよろしくお願いします。
さてBIKEFITブランドのバイクフィッティング用商品が正式に日本で流通開始したのが2009年、今年でちょうど10年になります。
ひとえに皆様のおかげだと感じております。本当にありがとうございます。
近年感じることですが、バイクフィッティングという言葉自体がメディアを通じて関心が増えた印象があります。
以前は日本ではバイクフィッティングというと、トレーニングなどと混同されがちで、理論も1980年代中期のヨーロッパ理論を継承したものが業界では一般的でしたが、近年は概念そのものが変化してきた印象があります。
特に北米を発端とする医学的見地によるバイクフィッティング理論は情報の質と量ともに高く、1990年代中期以降世界を席巻しています。とりわけアメリカ・BIKE FIT SYSTEMS社のバイクフィッティング製品「BIKEFIT」は世界ではすでに一般的なバイクフィッティング用製品として定着しました。「真っすぐにペダルを踏む」という基本概念は現在世界共通であり、今後も自転車の動力構造が変化しない限り大きく変わることはないでしょう。
さて日本ではバイクフィッティングというと、かつてはプロのスポーツトレーナーの特権だったのですが、現在では大きく様変わりしました。現在では医療従事者、コーチ、バイクショップ、プロバイクフィッター、個人でも多くの経験と情報を持つサイクリストがこのBIKEFITブランドの製品を使用しています。どの方も「真っすぐにペダルを踏む」重要性とパフォーマンスの向上についての関係性を認識して頂いている証拠だと思います。特にクリートウェッジやITSウェッジはO脚人口が多い日本人にとって非常に有効な解決手段だと支持されています。
近年の傾向としまして驚くことに、医療機関がBIKEFITの20mmペダルスペーサーを多く利用されているようです。理学療法士による患者へのリハビリ用としてエアロバイク・スポーツバイクを使用する機会が増えているそうです。そこではペダルのQファクター(足スタンス)を広げ可動域の制限がある患者でもペダリング運動で有酸素運動ができることが評価されているようです。自転車がリハビリに使用されるなんて本当に素晴らしいことですよね。
今後もバイクフィッティングを通してサイクリストが主役になる製品を提供し続けられるよう邁進していきますのでよろしくお願いいたします。
2019年1月
日本輸入総代理店
株式会社サンメリット


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